守備の綻びが流れを手放す――柳裕也を援護できなかった甲子園初戦
前カードの広島戦では、相手の好守備に阻まれ敗戦。
借金8という厳しい状況で迎えた、阪神タイガースとの三連戦初戦。中日ドラゴンズは、流れを変えるためにも何としても白星が欲しい一戦だった。
マウンドに上がったのは、ここまで安定した投球を続けながらも、勝ち星に恵まれていない 柳裕也。
この日も、その右腕は期待通りの働きを見せる。
初回に先制、柳に待望の援護点
「今日は早めに点を取りたい」――その思いが、初回から形になった。
ツーアウトから 細川成也 がフェンス直撃の二塁打でチャンスを作ると、ジェイソン・ボスラーが四球を選び一、二塁。
ここで打席に立ったのは、離脱したミゲル・サノーの代役として一塁を守るベテラン、高橋周平。
レフトへ運ぶ先制タイムリーで、柳に待望の援護点をプレゼントした。
柳裕也、完璧に近い内容も…
援護を受けた柳は、ランナーを出しながらも要所を締め、淡々とアウトを積み重ねる。
5回まで無失点。球数も少なく、まさに“試合を支配する投球”だった。
しかし、6回裏に思わぬ落とし穴が待っていた。
守備の乱れが同点を招く
佐藤輝明の放った打球は左中間へ。
伸びはなく、誰もがセンターフライかレフトフライを確信した当たりだった。
だがここで、センターの花田旭とレフトの細川成也が交錯。
打球を取りこぼし、まさかの三塁打に。続く 大山悠輔 のタイムリーで同点に追いつかれてしまう。
前回の試合では相手の守備に苦しめられたドラゴンズ。
この日は、自分たちの守備が流れを手放す結果となった。
しかも記録はエラーがつかず、柳の自責点となったのも歯がゆい。
山本昌さんも愛用のマットレス「モットン」
今ならクーポンコード「mottonpso」で1000円オフキャンペーン実施中!!
睡眠にお悩みの方ぜひご検討ください!!
根尾昂、痛恨の一球
同点の7回、ここまで無失点を続けていた 根尾昂 がマウンドへ。
しかし、森下翔太への初球が甘く入り、レフトスタンドへ運ばれる痛恨の被弾。
初球からストレートで単調に攻めてしまった木下のリードが少し痛かった。
これで2-1。
結局、ドラゴンズはこの1点を跳ね返すことができず、そのまま試合終了となった。
勝敗を分けた5回表の攻撃
この試合の最大の分岐点は、5回表の攻撃だろう。
阪神の先発は村上頌樹。複数得点が難しいことは、試合前から分かっていた。
その中で、先頭の 木下拓哉 がライト前ヒットで出塁。
貴重なノーアウトのランナーだった。
次打者の 田中幹也 に求められた役割は、どんな形であれランナーを進めること。しかし結果はファーストゴロ。進塁させることができなかった。
続く柳のバントは、村上のフィルダースチョイス(※守備側がアウトを一つ取れる状況で、より有利なアウトを狙った結果、打者走者が生き残るプレー)となり、1アウト一、二塁の形は作った。
だが、相手のミスにつけ込むのが得意ではない今のドラゴンズ。
後続はきっちり抑えられ、ノーアウトのランナーを出しながら無得点に終わってしまった。
代打起用の序列に疑問
もう一つ、課題として挙げたいのが代打の序列だ。
7回表、ツーアウト一塁。
ベンチは柳に代打・大島洋平 を送ったが、結果は空振り三振。
疑問なのは、この場面でなぜ大島だったのか、という点だ。
大島は言うまでもなく中日の誇るヒットメーカーだが、長打は期待しづらい。
この場面で欲しかったのは、チャンス拡大ではなく一打で流れを変える長打。
ベンチには、オープン戦で12球団2位となる3本塁打を放った 鵜飼航丞 がいた。
三振のリスクはあっても、序列的には鵜飼が適任だったはずだ。
大島を代打で使うなら、ノーアウト・ランナーなしで「何としても出塁したい場面」。
個々の役割を整理しなければ、攻撃が噛み合わない試合は今後も続いてしまう。
先発は試合を作っている
柳も、これまでの先発陣も、しっかり試合を作っている。
だからこそ、野手と中継ぎ陣がその姿に応えてあげなければならない。
泥臭くてもいい。
どんな形でも1点をもぎ取る。
今のドラゴンズに必要なのは、それだけだ。

そろそろ大型連勝がほしい、、、
↓↓ 2026年中日ドラゴンズ公式ファンブックはこちらから ↓↓
ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。