【中日】エース大野雄大が意地の8回零封で今季6勝目!サノーの電撃V打で巨人ウィットリーとの緊迫投手戦を制すも……8回1死からの「村松バント采配」に大きな疑問符
阪神との激闘を終え、本拠地バンテリンドームナゴヤに戻って迎えた読売ジャイアンツとの3連戦初戦。絶対に落とせない大事なマウンドに上がったのは、百戦錬磨のベテランサウスポー・大野雄大。対する巨人は助っ人右腕のウィットリー。
試合は、戦前の予想通り両先発が素晴らしいクオリティを見せる息詰まる投手戦となり、わずか1点を争う極限のゲーム展開となった。エースの気迫で見事に1-0の完封勝利を収めたドラゴンズではあるが、終盤の「ある采配」を巡り、ファンの間では勝利の歓喜と同時に大きな首をかしげる声が上がっている。
【試合展開】大野雄大が圧巻の2安打零封!6回にサノーの値千金タイムリーで先制
マウンドに上がった大野雄大は、初回からまさに「エースの気迫」そのものの投球を披露。低めに集める丁寧なコントロールと、ここ一番で見せるギアを上げたストレート、そして伝家の宝刀であるツーシーム、緩急を武器に、強力巨人打線に付け入る隙を与えない。
対する巨人のウィットリーも走者を背負いながらも要所を締めるピッチングを見せ、ドーム内は1球ごとに地鳴りのような歓声が響く緊迫した空気に包まれた。
6回裏:足で揺さぶり、サノーの一振りで均衡を破る
試合が動いたのは6回裏だった。
中日は先頭の3番・村松開人が死球を受けて出塁すると、すぐさま二盗を敢行して2死2塁のチャンスを作る。ここで打席に入った5番のミゲル・サノーが、ウィットリーの投球を捉えて左中間を破るタイムリーヒット! 欲しくてたまらなかった先制の1点をもぎ取り、ついに緊迫した投手戦の均衡を破った。
終盤:大野から松山への完璧な完封リレー
大野はリードをもらった後も集中力を切らさず、ランナーを出してもホームだけは絶対に踏ませない執念のピッチングを継続。結局、8回を投げてわずか2安打無失点という圧巻のクオリティでマウンドを降りた。
9回のマウンドには守護神・松山晋也が登板。松山も巨人の猛攻をきっちりと封じ込め、1-0の見事な完封勝利を飾った。
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【采配の疑問】8回1死1塁で「村松にバント」の違和感。高梨の前に思考停止したベンチ
試合には勝った。大野の好投も素晴らしかった。しかし、どうしても看過できないのが8回裏のドラゴンズの攻撃だ。
1死から、俊足の田中幹也がしぶとくヒットを放って出塁。追加点のチャンスを作り、打席には3番の村松開人を迎えた。ここでベンチが下した決断は、なんと「送りバント」だった。
確かに巨人のマウンドには、絶対的な左キラーである変則左腕の高梨雄平が上がっていた。左対左の対戦を嫌がり、村松で勝負を避けて形を作りたいという首脳陣の意図は分からなくもない。しかし、冷静にこのシチュエーションを考えてみてほしい。
1死1塁からバントを成功させたところで、2死2塁になるだけだ。
そして、その2死2塁という一打追加点の場面で迎える次のバッターは、ここ最近ようやく状態が上向いてきているとはいえ、未だ本調子とはお世辞にも言えない4番の細川成也。高梨の残した得点圏のピンチで、巨人がそのまま細川と勝負してくるか、あるいはさらに右のリリーフを注ぎ込んでくるかも含め、この場面は「バントで得点圏に進めたからといって、得点期待値が跳ね上がる場面」では決してなかった。
これこそが、まさに「目先の1点しか見えていない焦りの采配」の典型ではないだろうか。
6回に死球と盗塁で先制のホームを踏むなど、チームの軸として着実に成長している3番の村松を信用しているのであれば、たとえ相手が天敵の高梨であっても、ここは腹をくくって打たせるべきだった。ここでアウトカウントを自ら相手にプレゼントしてしまう「脳死バント」の姿勢は、前カード(阪神戦)から指摘されている首脳陣の采配のブレ、そして悪い意味での「バントへの固執」がまたしても顔を覗かせた瞬間だった。
【ネット上の声】勝利の中にも冷ややかな視線。「強攻策を貫いてほしい」
ネット上のドラゴンズファンの間でも、この8回のバント采配に対しては疑問の嵐が巻き起こっている。
- 「勝ったからいいものの、8回1死からの村松バントは意味不明すぎる。2死2塁を作って不調の細川に託すのが正解だと思ったのか?」
- 「左の高梨だからって3番打者にバントさせるのは、村松の打撃力を信用していないように見える」
- 「せっかく最近打ち勝つ野球の兆しが見えていたのに、接戦になるとすぐ目先の1点に怯えてバント病が再発する」
ファンが見抜いているのは、ベンチの「余裕の無さ」だ。大野がどれだけ気迫のピッチングをしていても、攻撃陣が自らカウントを不利にするような手狭な野球をしていては、ここからの大型連勝や上位いじめなど到底叶わない。
まとめ|エースが繋いだ白星。だからこそ次戦は「ブレないタクト」を
大野雄大の素晴らしいピッチングで巨人を下し、最高の形でカード初戦をモノにしたドラゴンズ。しかし、首脳陣の作戦遂行の引き出しの狭さと、勝負どころでの一貫性の無さは依然として大きな課題として横たわっている。
明日の第2戦、打線がさらに活気づくためには、ベンチが選手を信じてどっしりと構える覚悟が必要だ。目先の1点に惑わされず、強竜打線のポテンシャルを信じたダイナミックな野球で、巨人投手陣を圧倒してほしい。連勝街道へ突き進め、中日ドラゴンズ!
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ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。