【中日】若竜大爆発で2連勝!ルーキー櫻井頼之介が母の前でプロ初勝利!鵜飼・石川昂弥のアベック弾と復帰・花田旭の快音で見えたAクラスへの大逆転ロード
交流戦初戦、カイル・マラーの8回無失点という圧倒的な熱投で、セ・リーグ唯一の勝利を収めた中日ドラゴンズ。
この交流戦で一気に借金返済へ打って出たいチームは、楽天との第2戦、プロ初勝利を狙うドラフト2位ルーキー・櫻井頼之介をマウンドに送った。
運命の決戦。序盤に暗雲が立ち込める展開となったが、今日のドラゴンズはこれまでとは一味も二味も違っていた。若き大砲たちが次々と覚醒の一発を放ち、終わってみれば7-2の快勝。竜の未来を担う若手たちが、バンテリンドームでまばゆい輝きを放った。
櫻井頼之介、苦しい立ち上がり。楽天打線に浴びた電撃の先制2ラン
試合は初回、楽天打線がルーキー櫻井に襲いかかる。
1アウトから2番・佐藤に内野安打を許すと、続く3割バッターの辰己に逆方向へとグングン伸びる2ランホームランを浴び、いきなり初回から2点の先行を許してしまう。
誰もが「また重苦しい展開になるのか……」と一瞬頭をよぎった。しかし、裏の攻撃ですぐさま反撃の狼煙が上がる。 1アウトから田中幹也、阿部寿樹の連続ヒットで1、3塁のチャンスを作ると、4番・細川成也のショートゴロの間に1点を返して2-1。まだ本調子ではない細川だが、泥臭く最低限の仕事を果たしてルーキーを強力にバックアップした。
鵜飼航丞の弾丸同点弾!好調を維持するロマン砲の一撃
櫻井が2回表を無失点に抑えてリズムを作ると、3回裏に試合が振り出しに戻る。
先頭の1番・鵜飼航丞が相手投手のボールを完璧に捉えると、打球は低い弾道のまま、バンテリンドームのホームランウイングへと直線的に突き刺さる同点ソロホームラン!
これまで悔しい思いを重ねてきた大砲候補が、そのポテンシャルを遺憾なく発揮。素晴らしい好調を維持していることを証明する価値ある一発で、スコアは2-2の同点となった。
石川昂弥の勝ち越し弾&復帰の星・花田旭がライトフェンス直撃の大暴れ!
ここから試合は完全にドラゴンズのペースとなる。4回裏、1アウトから「何かを掴み始めている男」石川昂弥が打席に入る。振り抜いた打球は、打った瞬間にそれと分かる完璧な手応えでレフトスタンドへ!3-2と勝ち越しに成功する。
今日のドラゴンズはここで攻撃の手を緩めなかった。続くバッターは、怪我から1軍の舞台へと戻ってきたばかりの期待のルーキー・花田旭。花田が放った打球は、ライトフェンスを直撃する強烈なツーベースヒット!
このチャンスを逃さず、8番の山本泰寛がレフトへタイムリーツーベースを放ち、4-2とリードを2点に広げた。
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打線が止まらない!5回裏、石伊・石川昂弥の連続タイムリーで7点目
さらに5回裏、ドラゴンズ打線が楽天を完全に突き放す。 1番・鵜飼のヒット、3番・阿部の四球で2アウトながらチャンスを作ると、5番・石伊雄太がレフトへ見事なタイムリーツーベース。
そして極めつけは、先ほど勝ち越し弾を放った石川昂弥だ。センターの頭を越える鮮やかなタイムリーツーベースを放ち、この回一挙3点を追加して7-2。
初回に苦しんだ櫻井に対し、打線がこれ以上ない極上の援護点をプレゼントしてみせた。
6回8奪三振の粘投!櫻井頼之介、最高の恩返しとなるプロ初勝利!
打線の猛烈な奮起に応えるように、先発の櫻井もイニングを追うごとに素晴らしいピッチングを披露していく。
初回以降はスコアボードに「0」を並べ続け、ランナーを背負いながらもストレートとキレのある変化球で粘り強く投げ抜いた。結果として6回を投げきり、被安打を許しながらも圧巻の8奪三振、2失点。
その後は、齊藤綱記、藤嶋健人、橋本侑樹の中継ぎ陣が、7回、8回、9回をそれぞれ無失点で完璧に繋ぐ必勝リレーでゲームセット。
スタンドの母親の前で、櫻井頼之介が見事に嬉しいプロ初勝利を掴み取った。チームの2連勝は、いずれも先発投手に今季初白星(マラー)とプロ初勝利(櫻井)をもたらす、最高の形で記録された。
櫻井の未来を照らす白星。さらなる飛躍へ突きつける「無駄な四球ゼロ」への課題
今日の櫻井は、初球に手痛いツーランを浴びて一時はどうなるかと思われたが、そこから見事に立ち直って粘りきった。この精神的タフさはプロとして大いに賞賛されるべきだ。
ただ、今後のさらなる飛躍のためにあえて苦言を呈するならば、中盤に出した2つの四球は明確な反省点だ。
これからセ・パの強力な打者たち相手に勝ち星を積み上げていくためには、余分な四球を限りなくゼロに近づけていかなくてはいけない。この反省を糧にできれば、櫻井のプロとしての輝かしい道はさらに大きく開かれていくだろう。
鵜飼・石川昂弥の「未来の大砲コンビ」覚醒。これこそが欲しかった最強の追い風
何よりも今日の試合でファンを狂喜させたのは、鵜飼、石川昂弥の両若き大砲にホームランが生まれたことだ。
これまでのシーズン、チームは深刻な得点力不足に悩まされ、現在は主軸の細川成也がまだ本来の調子を取り戻せていない。そんな苦しい状況だからこそ、未来の大砲として期待され続けてきたこの2人が自分のバッティングを完全にモノにできたら、チームにとってこれ以上大きい追い風はない。
中日ドラゴンズがAクラス入りをするためには、ここからの大型連勝が必要不可欠。この覚醒しつつある2人がクリーンアップの後ろ、あるいは中心に座り続けることができれば、打線の厚みは12球団屈指のものになる。この交流戦、彼らのバットから目が離せない。
ルーキー花田旭の鮮烈な復帰!外野手不足を解消する「天才的センス」
そしてもう一つ、絶対に忘れてはならないポジティブ要素が、1軍に戻ってきたルーキー・花田旭の存在だ。復帰初戦でいきなりライトフェンス直撃の快音を響かせたその勝負強さは、大物の片鱗を感じさせる。
これまで圧倒的な外野手不足、長打力不足に泣いてきたドラゴンズにとって、バッティングにこれほど期待できる外野手が帰ってきた意味は計り知れないほど大きい。
ルーキーとは思えない卓越した打撃センスを再びファンに見せてくれた花田。今後、岡林勇希や上林誠知といった実績組が復帰してきたとき、この花田や鵜飼たちがハイレベルなレギュラー争いを繰り広げていれば、チームは本当にベストな状態になる。これからの更なる成長に、個人的にも今年一番の期待を寄せたい。
まとめ|まだ諦める段階じゃない!先発王国と若き力が導く逆襲のシナリオ
開幕前の重苦しい空気が嘘のように、バンテリンドームには今、若い熱気と希望が満ち溢れている。
これまでの「イニング途中での先発交代」という悪癖を脱却し、マラーが8回を投げ、櫻井が6回を投げきるという、先発が責任を持つ本来の野球を取り戻したことが、この2連勝の最大の要因だ。
借金はまだ13。しかし、鵜飼・石川昂弥の覚醒、そして花田旭の復帰によって、ドラゴンズの反撃のピースは確実に揃いつつある。まだ諦める必要なんてどこにもない。
目の前の勝利に貪欲に交流戦優勝を目指して、勝ち続けることがドラゴンズのAクラス入りの至上命題だ。

まずは、楽天戦を3タテで終わらせよう!!
ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。