【中日】バント無しで今季最多11点の猛爆!鵜飼の満塁弾&5打点、細川の復活打、櫻井頼之介123球無四球で8回3失点!
3連敗を喫し、借金は今季最多の「18」まで膨れ上がっていた中日ドラゴンズ。いよいよ自力優勝の消滅が目の前に迫るという、文字通り崖っぷちに立たされたチームは、連敗ストップをかけて千葉ロッテマリーンズとの2戦目に挑んだ。
マウンドに上がったのは、プロ2勝目を狙う若手右腕の櫻井頼之介。重苦しい空気の中で始まった試合だったが、打線がこれまでの鬱憤を晴らすかのような思わぬ大爆発を見せ、若き先発右腕に大量の援護点をもたらす。終わってみれば11-4で大勝を収め、連敗を「3」で止めた一戦を詳しく振り返る。
【試合展開】初回一挙5得点、3回には鵜飼の満塁弾!バント無しの力技で11得点
試合は初回からドラゴンズの怒涛の猛攻で幕を開けた。 1回表、先頭の岡林勇希が7球粘って執念のフォアボールを勝ち取ると、この日「2番」に起用された鵜飼航丞が、レフトへ先制のタイムリーツーベースヒットを放ち幸先よく先制に成功。さらに1死から、4番に座った阿部寿樹が四球を選んでチャンスを広げる。5番のミゲル・サノーはファーストフライに倒れて2死となったが、打席には打撃不振からこの日「6番」に打順を落とされていた細川成也。
悔しさを胸に秘めた細川が放った打球は、センターへの2点タイムリーツーベースヒットとなり3-0。さらに続く7番・石川昂弥が泳ぎながらも捉えた打球は、球場の風にも上手く乗り、グングン伸びてライトスタンドへ突き刺さる2ランホームラン。初回から一挙5点を奪い、先発の櫻井にこれ以上ないプレゼントを届ける。
ドラゴンズの猛攻はこれだけで終わらない。 2回表には岡林、鵜飼の連続ヒットと阿部の四球で1死満塁とすると、サノーが最低限の犠牲フライを放ち6-0。 そして3回表、石川、田中幹也のヒットと岡林のフォアボールで再び1死満塁の絶好機を作ると、打席の鵜飼が完璧に捉えた打球は左中間スタンドへ飛び込む、圧巻のグランドスラムで10-0とし、試合の行方を決定づけた。
投げては先発の櫻井が、4回にロッテの山口にソロホームラン、7回に連続ヒットを浴びて2点を失ったものの、大崩れすることなくプロ最長となる8回を投げきり降板。最後はドラフト1位ルーキーの篠崎国忠がリードを守ってゲームセット。11-4で快勝した。
【投手陣の収穫】櫻井頼之介が123球の熱投!「無四球」で掴んだプロ2勝目の価値
この試合の一番の収穫は、何と言っても先発した櫻井頼之介のピッチングだ。 プロ最長となる8回を投げ抜いたこと自体が素晴らしいが、それ以上に価値があるのは、123球を投げながら「無四球」でマウンドを降りたことだ。
バッターに対して臆することなくストライクゾーンで勝負し、早いカウントを作ることができていた。これがイニングを長く投げることにつながり、自分を助け、ピッチングの幅を広げる結果となった。無駄な四球で自滅しないこの投球は、首脳陣やファンに強いインパクトを残したはずだ。若き右腕のここからのさらなる成長に、期待は高まるばかりだ。
【首脳陣への提言】打線変更がズバリ的中!「2番・鵜飼」の大暴れが証明した強攻野球の爆発力
この日は大きく打線を組み替えた首脳陣の策が、最高の形で機能した。 打順を落とされた細川にタイムリーが出たことも好材料だが、何より驚かせたのは、2番に起用された鵜飼航丞が5打数3安打5打点(1本塁打)と大暴れしたことだ。
これまでドラゴンズは、ランナーが出れば打順に関わらず「送りバント」をすることに強く固執してきた。しかし、この日はチーム全体で送りバントを一度も行っていない。
バントのイメージが強い2番という打順に、長打力のある鵜飼を据え、そのまま打たせる強攻策を取った。これこそが、古臭いこれまでの野球からチームをアップデートさせる大きなきっかけになるはずだ。
今のドラゴンズに足りなかったのは、まさにこの日のような、相手を力でねじ伏せる姿勢だ。中日打線はそれだけの爆発力を秘めている。あとは首脳陣が目先の1点に怯えず、どれだけ「選手を信じて強攻する」と腹を括れるか、それにかかっている。
まとめ|これぞファンの見たかった「攻める竜」!この大勝を反撃の狼煙にせよ
自力優勝消滅の危機を、自慢のバットで跳ね返してみせた。細川の意地の一打、石川のホームラン、そして鵜飼の満塁弾と、これぞファンがずっと待ち望んでいた「攻めるドラゴンズ」の姿だった。
若き櫻井が勇気ある無四球ピッチングで掴んだこの勝利は、チームにとっても大きな転換期になるはずだ。バントをせずとも、これだけの攻撃ができる。この爆発力と自信を胸に、明日からも相手にプレッシャーを与える攻撃的な野球を続け、借金を一つずつ返してほしい。

意地を見せろ!!ドラゴンズ!!
ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。