データを活かせない采配が勝敗を分ける?中日ドラゴンズがAクラスへ進むための課題とは

データを活かせるかが分岐点──中日ドラゴンズがAクラスへ進むために必要なこと

2カード連続でカード勝ち越しを決め、徐々に勢いに乗り始めている中日ドラゴンズ
しかし、その一方で「あと一歩」届かない試合が依然として存在しているのも事実だ。これらの試合をいかに勝ち切れるかが、Aクラス入りへの大きな鍵となる。

今回は、そのあと一歩を埋めるために必要な要素について考察していきたい。


データに基づいた野球ができているか

まず挙げたいのが、データの活用である。
大前提として、データがすべてではない。データを過信しすぎれば、思わぬ落とし穴にはまる可能性もある。ただし、現状のドラゴンズは「過信」どころか、データを軽視しすぎている印象が否めない。


5月10日の齊藤網記の起用が示した違和感

象徴的だったのが、5月10日の試合での齊藤網記の起用だ。
齊藤は左投手ながら右打者を得意としており、被打率は右打者が1割台、左打者に対しては3割台と明確な差がある。

それにもかかわらず、このイニングで対峙した打者は3人連続で左打者。
データを踏まえれば、誰か一人は出塁する可能性が高い状況だった。

実際、結果はヒットと四球でピンチを招く展開に。この回は無失点で切り抜けたものの、左打者が3人並び、右打者を間に挟み、再び左打者が続くという、齊藤にとって不利な並びだったことは否定できない。

結果論ではあるが、間に入った右打者からは見逃し三振を奪っており、ヒットも許していない。
この場面は、データを考慮した起用ができていれば、より安定したイニングになった可能性を感じさせる。


打順起用にも同じ課題がある

この問題は投手起用だけに限らない。
ここ最近1番打者として起用されているオルランド・カリステも同様だ。

カリステは左投手に対しては打率3割5分超と圧倒的な強さを誇る一方、右投手に対しては1割台前半、1割を切りそうな水準で推移している。

それでも、右左を問わず1番で起用され続けているのが現状だ。

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5月10日の試合に見えた“答え”

5月10日の試合では、左の先発投手からホームランを含む2安打を放ち、起用が的中したように見えた。
しかし、右のリリーフ投手と対峙した場面では併殺打。ここで迷わず代打を起用できなかった点には疑問が残る。

野球は確率のスポーツだ。
一定期間試合に出続けて積み重ねたデータこそが、その選手の“答え”であるはず。近年のドラゴンズは、相性を考慮した運用がほとんど見られないと言っても過言ではない。

この部分を改善しなければ、チームはこれからも確率の低い選択を取り続けることになるだろう。


中継ぎ陣を苦しめる「無駄な四球」

次に挙げたいのは、何度も指摘されてきた中継ぎ陣の四球だ。

  • 先頭打者への四球
  • ツーアウトからの四球

これらが、ことごとく失点に直結しているケースが多い。
ドラゴンズ首脳陣や投手陣も、この問題を理解していないはずがない。

ただし、それを意識しすぎて萎縮してしまっては本末転倒だ。
打たれてもいいから、ストライクゾーンで思い切って勝負する姿勢が必要だろう。

魂を込めたボールを投げ切れなければ、結果はいつまでも変わらない。


勝率を上げるために必要な意識改革

少しずつ得点が取れるようになってきている今だからこそ、
試合に勝つ確率をいかに上げるかが、これまで以上に重要になる。

データを活かした起用、相性を考えた采配、そして無駄な四球を減らす投球。
これら一つひとつの積み重ねこそが、ドラゴンズ浮上への第一歩だ。

ミナドラ
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首脳陣のステップアップを!!

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ミナドラ

中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。

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