本拠地開幕戦でも止まらない連敗──中日ドラゴンズ、4連敗の中で浮き彫りになった3つの課題

なぜ止まらない?中日ドラゴンズ4連敗、本拠地開幕戦で見えた致命的課題

開幕から三連敗。
嫌な流れを断ち切るべく迎えた本拠地・バンテリンドームでの開幕戦は、多くの中日ファンにとって「ここから仕切り直し」と期待を抱かせる一戦だった。

WBCの舞台を経験した若き左腕・金丸夢斗が先発マウンドに上がり、序盤から試合を支配。
打線も、沈黙が続いていたミゲル・サノーの一発で先制し、ようやく流れをつかみかけた。

それでも――結果は5-2の敗戦。
4連敗という重い現実だけが残った。

なぜ勝ちきれなかったのか。
この試合には、今のドラゴンズが抱える課題が、はっきりと映し出されていた。


試合展開の振り返り|勝利が見えかけた序盤

先発の金丸夢斗は、初回から2つの三振を奪う上々の立ち上がり。
腕をしっかり振り、ゾーン内で勝負する姿勢は、開幕戦を託された投手として十分な内容だった。

2回裏には、開幕からノーヒットが続いていたサノーに待望の一発。休日返上の練習がいきなり実を結んだ。
低迷していた打線にとって、これ以上ない形での先制点だった。

さらに5回裏、木下拓哉のヒット、村松開人の二塁打でチャンスを作ると、この日オルランド・カリステに代わり、1番に起用された田中幹也がレフトへタイムリー。
点差を2点に広げ、開幕初勝利に向けて、確かに流れは中日に傾いていた。


分岐点となった6回|四球が招いた暗転

しかし、試合の流れは6回表に大きく変わる。

ヒットでピンチを招いた金丸は、今年FAで巨人に加入した松本剛にタイムリーを浴びる。
ここまでは想定内だった。

問題はその後だ。
泉口に四球を与え満塁とすると、続くダルベックとの粘り合いの末、押し出しの四球。
この試合、それまで四球を出していなかった金丸にとって、あまりにも悔いの残る2つの四球だった。

金丸自身は腕を振れていた。
だからこそ、外角一辺倒になった木下のリードには疑問が残る。
インコースを使う強気の配球で、投手を引っ張ってほしかった場面だった。

昨シーズンからの金丸自身の課題であったチームが点を取ってくれた次の回のピッチングが、今回はよくなかった。

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9回の誤算|またも先頭打者の四球

試合は、橋本侑樹、ウンベルト・メヒアが踏ん張り、同点のまま終盤へ。
だが9回に登板した藤嶋健人が誤算となる。

先頭のダルベックに四球。
その後、ヒットは許さなかったものの、さらに2つの四球で満塁。
最後は代打・丸佳浩に、不慣れな外野を守るカリステの頭を越され、勝ち越しのタイムリーツーベース。

この4試合、完封負けを除くすべての試合で、
先頭打者への四球がすべて失点に直結している。

偶然ではなく、明確な傾向だ。


明暗を分けた3つのポイント

① 四球がすべての失点に絡んだ現実

巨人の5得点にはすべて四球が絡んでいる。
特にこれまでの試合、中継ぎ陣の「先頭打者の入り方」は、ここまで悪い方向で目立っている。

僅差の試合を勝ち切るために、まず修正すべき最大のポイントだ。


② 依然として解消されない得点力不足

両チームとも7安打。
それでも結果は2点と5点。

取るべきところで点を取れたチームとチャンスを活かしきれなかったチームで勝敗は分かれた。

中日の2点のうち1点はサノーの一発。
チャンスで“もう1点”を取れない状況が、試合を難しくしている。

泥臭くても1点をもぎ取る野球。
ここを徹底できなければ、長いシーズンで浮上するのは難しい。


③ 外野の層不足が露呈した終盤

決勝打となった丸の打球。
不慣れな外野を守るカリステでなければ、捕れていた可能性は十分にあった。

上林誠知の離脱が、ここにきて重くのしかかる。オープン戦で活躍した鵜飼航丞。ブライト健太やベテランの大島洋平などを1軍に上げてみても面白いかもしれない。
それだけ外野の層の薄さは、シーズンを戦い抜いていく上で大きな課題になりそうだ。


それでも前を向ける材料はある

明るい話題もある。
開幕から無安打だったサノーに、最高の形で一本が出たこと。
その後の打席でも強い打球を放ち、復調の兆しは十分に感じられた。

先発投手陣も試合は十分に作れている。
「得点さえ取れれば勝てる」試合は、確実に増えている。

野手の奮起に期待したい。


まとめ|この4連敗を無駄にしないために

4連敗。
本拠地開幕戦で突きつけられた現実は重い。

だが、この4試合で

  • 先頭打者への四球
  • 得点力
  • 外野の層

という課題は、はっきりと見えた。

重要なのは、ここからどう修正するかだ。
すでに「勝てる形」は見え始めている。

この連敗を「ただの序盤の不振」で終わらせるか、
それとも「立て直しの材料」にできるか。

中日ドラゴンズの今季は、ここからが正念場になる。

ミナドラ
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ミナドラ

中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。

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