不安定さを越えて。橋本侑樹が取り戻しつつある「信頼」
2024年、抜群の安定感で中日ドラゴンズのブルペンを支えた左腕・橋本侑樹。
勝ちパターンの一角を任される存在へと成長したかに見えたが、2025年は制球難に苦しみ、本来の力を発揮できないシーズンとなった。
しかし迎えた2026年。
オープン戦から結果を残し続け、開幕戦では完璧なリリーフ登板を披露。かつての安定感を取り戻しつつある姿は、首脳陣・ファン双方に「もう一度任せたい」と思わせる内容だった。
2024年と2025年を振り返りながら、橋本侑樹が2026年に果たすべき役割と、その可能性を整理していく。
2024年|飛躍のシーズンとなった安定感
2024年の橋本は、47試合に登板し防御率1.73。
数字が示す通り、シーズンを通して安定した投球を続けた一年だった。
特に評価されたのは、
- 四球で崩れない制球力
- ストライク先行でゾーン内勝負ができる点
- 決め球スライダーの再現性の高さ
僅差の場面でも安心して送り出せる存在となり、左の勝ちパターン候補としての地位を確立。
「リードを守る中継ぎ」という役割を、数字と内容の両面で証明したシーズンだった。
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2025年|制球難が招いた苦しい一年
一転して2025年は、42試合登板・防御率3.38。
登板数こそ大きく変わらなかったが、内容は安定感を欠いた。
象徴的だったのが、
- 先頭打者への四球
- カウント不利からの痛打
- 流れを止められない失点
という悪循環。
ゾーン内で勝負しきれず、スライダーも「見極められる球」になる場面が目立った。
どれだけキレのある変化球を投げていても、それを活かすのはストレートと制球力。2025年の橋本にはそれが欠けていた。
勝ちパターンでの起用が減り、重要な場面で任せづらい投手になってしまったことは、橋本自身にとっても不本意なシーズンだったはずだ。
2026年|制球安定が生んだ“復調の兆し”
そんな橋本にとって、2026年は明確な変化が見えるシーズンとなっている。
オープン戦では5試合登板・防御率0.00。
そして開幕戦では、好投した柳の後を受けてマウンドへ上がり、
- 被安打0
- 奪三振2
- 無失点
という完璧な内容を披露した。
最大の改善点は、制球の安定。
2025年に目立ったボール先行の投球が減り、ストライクゾーンで勝負できるようになったことで、伝家の宝刀スライダーの威力が大きく向上している。
「ゾーンで見せて、スライダーで仕留める」
2024年に確立した形が、再び戻りつつある。
2026年に期待される役割|勝ちパターンの一角へ
2026年の橋本に求められるのは、明確だ。
- 左の勝ちパターンリリーバー
- 僅差の中盤〜終盤を任せられる安定感
- ブルペン全体の信頼感を底上げする存在
2024年の安定感と、2026年に見せている制球力が維持できれば、再び「勝ち試合を任せて大丈夫な投手」へ完全復活する可能性は十分にある。
チームが勝つために必要なのは、派手さよりも確実性。
橋本侑樹は、その役割を最も現実的に担える投手の一人だ。

勝ちパターンの一角へ!!
ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。
