【中日】9連戦を4勝5敗で終えたドラゴンズ。3位ヤクルト失速の今、Aクラス&最下位脱出へ必要な「2つの改革」
命運を握る過酷な9連戦を4勝5敗という勝率5割に届かない「なんとも言えない成績」で終えた中日ドラゴンズ。
順位表を見渡せば、首位・阪神や2位・巨人が貯金を重ねる一方、3位に位置する東京ヤクルトスワローズは直近10試合で2勝8敗と大きく足踏み・失速状態にある。ヤクルトとのゲーム差は「7ゲーム差」。決して小さな差ではないが、失速傾向にある相手を追いかけ、シーズン後半戦を迎える中で諦めるにはあまりにも早すぎる数字だ。
ドラゴンズがこの停滞感を打破し、Bクラス・最下位の領域から一気に浮上するために、今人に必要な要素を再確認していきたい。
1. 先発投手の整備──「エースの復調」と「勝ちを手繰り寄せる粘り」
先発投手陣全体を見渡せば、QS(6回3失点以内)近くまで試合を作ってくれる登板自体は少なくない。しかし、課題となるのは「ここ一番、一勝が欲しいゲームで勝ちきれない」という勝負どころでの脆さだ。
◆ 髙橋宏斗の1軍復帰勝利がもたらす絶大な光
その中で、フォーム修正を経て2軍から帰ってきた若きエース・髙橋宏斗が復帰戦(7月20日ヤクルト戦)で8回2失点8Kの快投を見せ、今季2勝目を挙げたことはチームにとって計り知れない希望だ。ストレートのシュート回転など細かな課題は残るものの、8回95球で投げきる省エネ投球と地力の高さを見せつけた。大崩れさえしなければ、後半戦は「大黒柱」としての奮起に大いに期待して良いだろう。
◆ 金丸夢斗に求められる「勝ちを手繰り寄せる試合展開」
一方、金丸夢斗に関しては成長と課題が表裏一体だ。投球回や防御率といった成績だけを見れば決して悪くない内容を披露している。 しかし、ファンやベンチに少し重い印象を残してしまうのは、「味方が得点した直後のイニングに失点する」「ここを抑えれば勝利を引き寄せられるという勝負どころで踏ん張りきれない」という場面が目立つ点だ。 これから夏場にかけて酷暑の中での戦いが続いていく。ここで先発陣がもう一粘りし、チームに流れを引き寄せる投球ができるようになれば、自ずと競り勝つゲームは増えていくはずだ。
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2. 打線と野手起用の血の入れ替え──「ストッパー化する外野枠」の即時断行を
打撃陣ではポジティブな要素も確実に増えている。
不調にあえいでいた細川成也に本来の当たりが戻り始め、相手投手にとって再び「恐怖のバッター」として君臨しつつある。さらにミゲル・サノーは打率こそ低空飛行ながら、長打率は見事な数字を残しており、細川に次ぐチーム2位の13本塁打を記録。この二人の「アベックアーチ」が飛び出す試合も増え、クリーンアップの破壊力は相手の脅威となっている。
◆ 「ボスラー起用」の限界と野手陣の停滞
問題は、その強力なクリーンアップの後に続く打順と外野の起用法だ。 この9連戦の多くでライトに抜擢されたジェイソン・ボスラーだが、打席での内容を含め、打線の完全な「ストッパー」と化してしまっていた。今のチーム状況や順位を考えれば、ボスラーは「無理をしてでも1軍で使い続けなければいけない選手」ではないのは明白だ。
長打が期待される助っ人外国人枠であるにもかかわらず、7番などの下位打線に置かれ、そこで打撃が停滞する姿はチームの勝利にも成長にも繋がらない。ファンが観たいのは、停滞する助っ人の下位起用ではなく、未来を担う竜の若手たちが躍動する姿だ。
◆ 2軍の若手(花田旭・鵜飼航丞)との入れ替え断行を!
外野枠には、1軍で結果を残している板山祐太郎をはじめ、2軍にはポテンシャル溢れる若手の花田旭や、長打力が魅力の鵜飼航丞らが控えている(上林誠知も実戦復帰を果たし調整段階に入っている)。 状態が上がってこないボスラーを一度再調整のために降格させ、2軍でアピールを続ける花田や鵜飼らを1軍に抜擢すべきだ。フレッシュで長打の打てる若い芽を打線に組み込むことこそが、後半戦のチームをガラリと変える「最大の起爆剤」になり得る。
まとめ|Aクラスを諦めないための「覚悟ある采配」を期待する
順位表を見れば最下位に沈んでいるドラゴンズだが、3位ヤクルトが足踏みしている今こそ、一気に7ゲーム差を縮める絶好のチャンスだ。
- 先発陣: 復帰した髙橋宏斗を軸に、金丸らの「勝負どころの粘り」で勝てるゲームを確実に拾う。
- 野手陣: 停滞する助っ人起用に見切りをつけ、花田や鵜飼ら有望な若手を積極起用して打線に勢いをもたらす。
「Aクラス入り」「最下位脱出」という目標を口だけで終わらせないためにも、ベンチにはここからの酷暑の戦いに向けた、覚悟ある血の入れ替えと緻密な采配を強く期待したい。まだまだここからやり返すぞ、ドラゴンズ!
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Aクラスを諦めるな!!
ミナドラ
中日ドラゴンズを中心に、選手の成績やプレー内容をもとにした考察記事を書いています。 試合結果だけでなく、データや内容からドラゴンズの現在地や今後の可能性を考えるのが好きです。 ドラゴンズファンの方に、野球をより深く楽しんでもらえる記事を発信していきます。